守「言い訳なんてのは
言いたくないねんや。
自分で管理が出来てない
だけの理由やねんから」
司「ゴメン。そうやね」
守君は何か信念があった。
自分に厳しい感じだった。
魂輝「見せてはダメです。
自分に不利な状況だけはね
負けたとしても隠すです」
司「えっ?そうなの?」
守「勝者を侮辱するやろ。
自分はこれが苦手ですとか
負けた後に言ってたらな」
司「うーん。なんか深い」
話がかなり深くなっていく
これ以上はついていけない
話題を変えてみた。
司「そういえば今日さー。
部活紹介で怒られて先生達
に謝ってたのは何で?」
守「敵を作らないためや」
司「敵を作らないため?」
守「うん。あんなことを
してたら大体怒られるのは
わかってたことやしな。
まさか止められるとは
思わへんかったけどな。
あんな所で反発してたら
目をつけられるやんか。
目をつけられると自由に
行動できへんくなるし」
司「全部計算だったの?」
魂輝「計算でしょうね。
守は頭もいいですからね」
司「はぁ・・・すごいや」
そこまで計算していて動く
人なんて見た事なかった。
全ての行動に意味があった
まるで何も考えてないかの
ように振舞っていながら。
司「そうそう。あの演奏
していた曲って何なの?
すっごい気になるねんな」
守「あぁ・・・あれか」
司「うん・・・あの曲」
守「よくわからんねんや」
司「えっ?知らないの?」
守「マミィが好きな曲や。
マミィも知らないってさ」
司「母さんは知ってる?」
僕は母さんに聞いてみた。
母「忘れたなぁ。曲名は」
司「母さんも知らないの?
じゃあわからんやんか」
全ての手がかりが消えた。
守「そんなに知りたい?」
司「そうでもないけどさ」
なんかショックだった。
誰も曲名を知らないなんて
CDを渡した母さんまでもが
知らないなんて・・・
僕はタイトルのわからない
曲を気に入ってるだけだ。
誰にも伝える事ができない