その紙にはしっかりと
太極拳部と書いてあった。
司「え~ちょっと待ってよ
守君。なんで僕が太極拳部
に入部せなあかんの?」
つい立ち上がってしまった
守「なんでって?部長不在
で部活動はできないから」
司「えっ・・・?部長?」
クラスの皆も先生も驚く。
守「うん。司が部長や。」
守君は僕が部長である事を
当たり前のように言った。
それは断れる気がしない。
だから僕は・・・
司「わかった。入るよ」
もしかしたら僕は太極拳部
に入る事を望んでいたかも
知れない。
だけど守君に断られるかと
どこかで思ってたし・・・
でも守君から頼まれた。
背中を押された気がした。
それが何か嬉しかった。
理子「ふーん。じゃあ
あたしも入ろうっと。」
理子も太極拳部と書いた。
司「理子も入るの?」
理子「うん。司がいる部に
入る方が面白いからねー」
守「これでじゃあ3人か。
じゃ宮城が副部長やって」
理子「えっ?それは無理」
守「できへんか?太極拳」
理子「何もできないね。」
守「あ~それでもいいや。
宮城が副部長ね。決定」
理子「ちょっと聞いてた?
人の話をしっかりとさぁ」
いつのまにかクラスが僕達
を中心にして騒いでいた。
学校が楽しくなってきた。
そしてその日の放課後。
守「あー疲れた。先帰る」
司「あれ?太極拳部は?」
守「2人に任せるわ。」
理子「沢田君がいないと
まとまらないと思うよ」
守「あーでもダメや。
今日はもう限界やから」
理子「そんなん勝手や。
人に責任だけ押しつけて
自分は勝手に帰るなんて
最低やん。何それ。」
理子は怒っていた。
司「理子。やめてくれ」
理子「司ぁ。でも・・・」
守「適当にまかせるわ。
それじゃあ。お疲れさん」
守君は先に帰っていった。
理子「いいの?司。」
司「他に入部する人なんて
おらんと思うしね。掃除が
終わったら僕達も帰ろう」
理子「そっかぁ。そやね」
掃除をしている最中に教室
の前では人が集まってた。