ベース音だけでなかなか
解らなかったけど気づいた
この歌は・・・この前の
僕の誕生日に母さんが
くれたCDの歌だった。
なにもできなくて・・・
許してくれない・・・
世界の闇の中でさえ・・・
重なるよ 今・・・
理子「なんかすごいねぇ」
司「なんで・・・守君が」
僕はぼーぜんとしていた。
理子「司・・・?」
守君は全力で歌っていた。
体育館が盛り上がっていた
その姿はかっこよかった。
たった一人で舞台に立って
手を抜かない姿がとにかく
かっこよすぎた。
しかし・・・止められた。
1番が歌い終わった所で
先生と生徒会に止められた
守「ちょっ。まだ途中やし
あ~。もう少しだけ~。」
守君は先生達によって
舞台の袖に連れ去られた。
太極拳が関係なかったから
生徒からはブーイングだ。
だけどそのブーイングは
守君に向けられたものでは
なかった。
途中で止めた先生と生徒会
に向けられていた。
「何で止めるねんや~」
「全部聞きたかったぁ」
騒ぎが収まらなかった。
それだけ面白すぎたから
先生が出てきて説明した
先生「部活に関係ない行動
をしても他の真剣な部活動
に対して失礼な事やろが。
そんな事は許されへんぞ」
生徒達はシーンと黙った。
「えっと・・・ではこれで
部活動紹介を終わります。
全員教室へ戻って下さい」
全校生徒が教室へ戻ってく
僕達も教室へ戻っていった
話は最後の守君の行動だ。
そしてここで気づいた。
守君の行動の意味に・・・
全員が同じ事を言っていた
「最後しか覚えてない」
僕もそうだった。他の部の
紹介の印象が消えかけてた
運動部が明るいイメージが
あったはずなのに消えてた
インパクトがありすぎた。
守君の行動は強烈すぎた。
理子「すごかったねー。
沢田君の歌。太極拳部か」
司「太極拳関係ないしね」
理子「音楽関係ないの?
太極拳って知ってるの?」
司「あ・・・うん。ほら
健康とかで有名やんか」
理子「そっかー。そやね。
でも沢田君は副部長って
言ってたねー。じゃあ
部長は誰なんやろ?」
そういえばそんな事を
言っていたような気がする