それから1時間が過ぎて
6時に全員が帰ってきた。
京美「ただいまぁ~」
魂輝「ただいまです」
守「ただいま。疲れたわ」
司「あ~。お帰りぃ。」
母「お帰り。遅かったな」
京美「門限守ってるよ~。
でもギリギリだったかな」
司「何をしてたん?」
京美「守君の演奏聞いてた
駅前の楽器屋さんでさぁ。
魂輝君がドラムを叩いてて
ベースを弾きながら歌って
くれてかっこよかったぁ。
人が集まって来たんやで」
司「えっ?なんで?」
バイクの練習じゃないの?
確かそう言ってたハズ・・
守「練習終わってからな。
タマが楽器屋寄りたいって
言うから寄る事にしたんや
そしたら帰りに京美ちゃん
とその友達達なんかな?
偶然会ってしまってな。
楽器屋までついてきた。
そんで遅い時間なったから
全員送ってから帰ってきて
こんな時間になったんや」
司「あ~。そうなんや。
僕も行けばよかったなぁ」
守「なんでや?太極拳部は
おもんなかったんか?」
司「それがさぁ・・・」
守君に今日の報告をした。
守「まぁ最初はそうやろな
でも司の指導法も悪いわ」
司「えっ?なんで?
ちゃんと動きを教えたよ」
守「それやとつまらんやろ
動きじゃなくて得るものを
教えてやらないとそのうち
頑張れなくなってくるぞ」
司「得るもの?何それ?」
守「まぁ自分で考えろや。
そんでしっかり気づけよ」
母「じゃあご飯にしよか。
今日は本気のカレーやで」
守「えっ?本気のカレー?
京子さん知ってるの?」
母「そりゃ知ってるよ~」
魂輝「嬉しいです。」
司「本気のカレーって?
いつものカレーと違う?」
母「あんたは小さいときに
辛いって言って食べれない
から作ってないねんけど。
もう中学生やから普通に
食べれると思うけどな。」
司「へぇ。そうなんや。
全然覚えてないねんけど」
いただきますを言ってから
一口食べてみた。
確かに少し辛かった。
それよりも・・・
司「あれ?なんか味が濃い
なんか深さがある感じや」
いつものカレーと同じ感じ
だけど味が少し違ってた。