第1717話 実力主義

2026年10月21日

第60部-果てのない道-

t f B! P L
守「外科医かぁ・・・
あんま考えてなかったです。
ドイツ人の医師が優先でしょう」

ドイツ人でない者がドイツ人より
優先されることは考えられない。

カール「私は実力主義で選ぶ。
沢田は他の医師より能力が高い。
これは私のマネジメントだよ」

守「わかりました。こだわりは
なかったので外科医目指します」

カール「そうか。なら5年目の医者
の研修プランに参加するように
しておく。また配布をするから」

守「5年目って。俺まだ2年。」

カール「メディカルテストでは
5年目と遜色ない結果だった。
それだけで判断できた。」

守「わかりました」

カールは守を高く評価してくれていた。

それは他の医師からすると面白い
話ではなかった・・・

カール派閥のエリート先輩からは
ひどく妬まれだしていた。

全員が妬んでいる訳ではない。
守は無視していたがエリートの争い
に日本人が入ってくるのが許せず
特別視されてるのが嫌になっていた

守「・・・ってことなんですけど。
ロウさんどう思います?」

ロウ「どうって。いいことだと思う」

守はロウに愚痴っていた。
エリート派閥から妬まれてることを

守「外科医ってそんなになりたい
もんなんですかねー?外科医が
エリートとは思えないんですけど」

ロウ「誰でもできないからそう
思われるんじゃないかな?」

守「ロウさん外科医やってみて
どうなんですか?臨床医より
大変ですか?」

ロウ「瀬戸医師についてるので
参考にならないと思う。
瀬戸医師は臨床して自分で
オペまでやるけどオペの方が
断然大変だとは思う」

守「オペ見学してますけど
長いのは長いですもんね。
瀬戸さんやたらと早いけど」

話していると瀬戸さんが
休憩にやってきていた。

守「お疲れさまです。これ
差し入れです。置いときます」

瀬戸「おっ。ありがとう。外科医」

守「やめてくださいよ。
瀬戸さんが俺を外科医に
押したんが原因ですからね」

瀬戸「カールやろ。俺は相談
受けただけや」

瀬戸さんはカルテを見ながら
話をしていた。

守「頑張りますけど。近々
研修スケジュール組まれる
みたいなんです」

瀬戸「あー。あれな。3か月
コースの実施試験や。しんどい
けど今よりは楽やろ。頑張れ」

守「3か月?」

ロウ「僕も行ったあれですか?」

瀬戸「そう。あれあれ」

守「なんですか?あれって」

ロウ「守。試験です。早すぎます
が医員テストです。クリアすれば
研修医から専門医。優秀ならば
助手です」

守「医員?助手までいくんですか?」

瀬戸「そう。医局内ではロウを
超えるかもしれん」

ロウは医員で助手になるキャリアは
もうすぐ達する状況だった。

ロウ「超えられるかも。危ない」

瀬戸「まぁさすがにそれはない。
優秀であっても守は助手には
ならないから。早すぎる」

守「3か月・・・研修じゃなく
テストやったとは・・・」

瀬戸「守の位置からすると
研修。5年目ぐらいはテスト。
そういう感じ。2年目が選抜
されるのは基本的にないから」

守「また妬まれそう・・・」

よくわかっていない守にとっては
しんどいことが続いていた。

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