第1712話 積もる話

2026年10月9日

第60部-果てのない道-

t f B! P L
司と話をして3時間が過ぎていた。
互いに積もる話は多いが夜も遅く
なってきたので終了した。

守「・・・ふー。よかった」

守は安心してゆっくりしていた。
そして思い出す。

守「電話かけてみるか・・・」

電話番号をくれた女性へ電話する。

玲子「Hallo。(英語)」

守「あー。あのこの前電話番号もらった
沢田です。夜にすみません」

玲子「沢田?さん。こんばんわ。あ。
ちょっと待ってください。今掃除を
していたところなので」

守「あー。すいません。タイミング
悪かったですかね」

玲子「いえいえ。もう大丈夫です。
電話番号捨てられたかと思いました」

守「すみません。なかなか時間が
できないだけなんです」

玲子「大丈夫ですよ。連絡いただいて
嬉しいです」

守はなぜか少し心が安らいだ。
そして疑問点を聞く。

守「あのー。失礼なんですけど
聞いていいですか?なんで俺のこと
知っている感じなんですか?」

玲子「・・・なぜでしょうね。
それはお会いすることがあったら
お話しましょう。電話ではそういう
話はしたくないです」

守「そういうつもりじゃないんです。
もしどこかでお会いしていて自分が
忘れてるだけなら悪いと思って」

玲子「ふふっ。お会いしたのは
あの交流会が初めてですよ」

守「えっ?どういうこと?」

玲子「そうですね。私が沢田さんの
名前だけ知っていた。そしてその
名前の人が交流会にきていた。
そこまではこの電話でお話して
おきます。沢田さんが駆け出しの
お医者さんで忙しいことも存じてます。
失礼ですが今住まれているお家も
知っています」

守「・・・なぜそこまで。怖いです」

玲子「そうですね。確かに怖い
ですよね。今はまだこれ以上あまり
言わない方がいいかもしれませんね。
いずれわかると思いますけど」

守「わからんわからん。盗撮とか
されてんの?俺とか思う」

玲子「あはは。それはないです。
そんな嫌われるようなことは
しませんから」

守「それならよかった・・・。
では今度貴方をお誘いさせて
いただきます。いつになるかは
わかりませんが」

玲子「はい。お待ちしています。
タイミングが合う事祈ってます」

守は電話を切った。
そして考えた。

守「普通に怖ぇよな・・・
まぁいいか。ほぼ病院いるし」

狭い家に住んでいて当直も
多く家にはほぼいなかったから
割りとどうでもよくなっていた。

数日後には研修で他の病院
の医師と一緒に2週間ほど
EU諸国を廻っていた。

守だけが日本人で最初は
モンキー扱いされるが他の医師
よりも若くシャリテのカール医師
派閥と知り一目を置かれていた

守はそういう偏見が嫌いなので
自分からは言わなかったが行く
様々な所で医師から声をかけ
られていた。

研修でも医学の勉強を行い
技術を習得していった。

夜に少しだけ瀬戸さんの部署
の人にお土産を買いに外へ出た。
(ドイツではお土産の風習はなく
瀬戸の部署だけがお土産買って
きたりする文化ができていた)

守は適当に有名なのを買っていた。
それと・・・

守「これでも渡すか」

ドイツに帰ったら玲子に会った時に
渡せる紅茶を買っていた。

研修が終わりドイツへ戻ったその
足で病院へ行き瀬戸の部署へ
お土産を渡しにいった。

守「お疲れさまです。これよかったら
皆さんで休憩中でも食べてください。
そんでこれがロウさん。これ瀬戸さんに
渡しておいてください」

お土産だけ渡して帰っていった。

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