翌日からは2学期を迎えた。
臨床医学も難しくなっていくが
日々の授業と実習をこなしていった。
3年生になり医師前期試験を受ける。
この試験で多くの者が脱落する。
医学生の1/3が落とされる試験。
筆記試験は300問を超え
1日4時間×2回で60%以上の
正解で筆記は合格となる。筆記が
終われば約1か月後に口頭試問が
あり2教科が指定され内容を記載した
手紙が送られてくる。4人1組で行い
1人につき約1時間割り当てられている
この成績はすぐに言い渡される。
守「ふー。しんどかった。まぁよかった」
守は1回で合格していた。前もって
勉強に取り組んでいてロウから攻略を
教えてもらっていたのが役にたった。
それから1年が過ぎて4年生になる。
第1次国家試験の受験ができる。
守はこの1年ずっと勉強していた。
筆記のみで2日間 全290問。
合格するには難しく守は体調を崩して
しまい半年ずらすことにして2学期に
受けることにした。
2学期で第1次国家試験を受け
ギリギリラインで合格した。
守「危なかった。でもよかった。
次は2次か」
そのまま4年生2学期の期末休みを
迎えて3月も終わりに近づいていた。
その日の夜9時。
ブー・・・ブー・・・
守「・・・ん?司か。もしもし」
司「あっ。守君?久しぶり。
今大丈夫かな?」
守「大丈夫やけど。久しぶりやな。
4年ぶりぐらいか?そっちは
今は昼2時ぐらいか」
司「うん。そんぐらい。そっちは
夜9時ぐらいかな?」
守「そう。時差7時間やしな」
司「ドイツはどう?全然連絡は
とらんかったし帰ってきてなかった
みたいけど元気にやってる?」
守「ずっとしんどいかな。地獄。
ずっと勉強して実習してて試験
受けて毎日ヘトヘトになって
生きてる。そっちはどうなんや?」
司「うん・・・僕はもう卒業するから
大学生活も終わるねん。そんで
ちょっと連絡した」
守「そうか。日本は4年やもんな。
こっちは6年。後2年もある。
大学卒業おめでとう。そんで卒業
したらどうすんのや?」
司「学校の先生になる。
中学校の先生。在学中に教員
免許はとっててもう決まってる。
春から実習って感じ」
守「そうか。頑張ったんやな。
順調そうで。おめでとう」
司「ありがとう。そんで・・・
僕は理子と結婚することなった」
守「もう結婚?早いな」
司「うん。お金は無いけどね。
さすがに貧乏生活になるけど」
守「教師やったら大丈夫やろ。
よかったな。頑張れよ」
司「うん。頑張る。それで・・・
9月に結婚式するんやけど・・・
守君来れるかな?無理なら無理
でいいんやけど。忙しいのは
わかってるけど一応聞いておき
たくて」
守「9月かぁ・・・実習入るな。
悪い。日本までは行けないわ」
司「そうやんね。気にせんとって。
声だけはかけておきたかったから」
守「悪いな。マジで・・・。
行ってやりたいんやけどな」
司「気にせんとって。大事な時期
やと思うし頑張ってるのわかってるから。
守君も体に気をつけて。僕が想像する
以上に大変やと思うけど応援してるから。
ごめんね。忙しいのに邪魔してごめん」
守「気にすんな。じゃあな」
守は電話を切った。
守「ふー。もう4年たつかぁ。司が
結婚か。あいつの人生順調やな」
司が自分よりも先に行った気がした。
司は次へ。自分はまだ学生。
守「さてと・・・やるか」
守は守でやることが多かった。
結局守は司の結婚式に電報を送り
結婚式には行けなかった。
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