学期休みは日本に帰らず
実習に入ったり勉強漬けの
毎日で休む暇はなかった。
同級生達は仲良く外で
遊んだりもしていたが守は
輪の中に入らなかった。
学期休みが明けた頃には
1学期遅れの新入生たちが
入ってきていた。
日本とは違い半年遅れで
新入生が入ってくるからだ。
守よりも年上の新入生が
いっぱい入学してきていた。
守「ふわぁ~あ。眠てぇ」
勉強漬けの毎日が続き
ECTSを落とさずとっていた。
半年もしてくると言葉も慣れ
読み書きも問題なくできるよう
になり余裕ができてきていた。
2学期も必死に過ごしていた
時に差がつきだし始めていた。
優秀なのに勉強について
いけない者が出てきだしてた。
大学に来なくなる者もちらほら
出てきだしはじめていた。
守は何事もなく日々を過ごす。
同級生の心配をしたりすること
はなかった。
2学期が終わった時にまた
瀬戸さんが成績を見せろと
言ってきたので高級レストラン
へ入って成績を見せていた。
瀬戸「へー。頑張ってるのが
見えるな。よくついていけてるな。
ギフテッドチルドレンってここまで
すげーのか?って思うわ」
守「必死ですけどね。でも
だんだんと大学来なくなる人が
増えてきたんですよねー。やっぱ
きっついんでしょうかね」
瀬戸「んー。ドイツの連中は
大学入っても4年で卒業
しないのも多いしな。やっぱり
環境やと思う。EU独特の」
守「環境ですかー。皆余裕が
あってすごいなーって思ってまし
たけど違ってたんですよねー。
正直ちょっとガッカリしました」
瀬戸「日本語、英語、ドイツ語
できる今の守はアドバンテージが
あるやろな。2年からはもっと
医療の勉強始まるみたいやから
大変なるってミュンヘン大学の
卒業した子達が言ってた」
守「ミュンヘン大学ってトップ
連中じゃないですか」
瀬戸「1年目の教養科目って
あんま意味無いってよ。俺も
1年目の授業ってろくに医学に
繋がってると思えず意味ないって
思ってたんよなー。アメリカの時」
守「えっ?俺頑張ったのに」
瀬戸「高い教養学んだだけ。
ついてこれるなら医学の勉強も
ついてこれるってぐらいやから」
守「そんな・・・まぁええか」
学期休みはまた実習が入り
看護を学んだりしていた。
4人1組になったり3人1組
だったりして協力作業も多かった。
守は状況判断を的確に見極め
最良を選択することに努めていた。
最初は上手くいかなかったが
やっていくうちに上手くなっていく。
チームで昼ご飯を食べて反省を
することも多かった。
守は色々と聞かれていた。
ドイツは目下の者は下の名前で
呼ばれ目上の者は苗字で呼ばれる
のが一般的だった。
アデーレ「守。さっきの看護実習は
早くて正確に手当をしていた。
あなたはすごく器用だわ。驚いた」
守「ありがとう。ただの慣れです」
喧嘩をしたりしていたので手当を
する経験は人一倍多かった。
アデーレ「あなたはすごいと思う。
皆あなたのことを日本人って下に
見ていたけどこうやって一緒に実習
するとあなたのすごさがわかる」
守「すごくはないですよ。まだ他にも
最良の判断あったかもしれませんし」
アデーレ「謙遜するのね。いいわ。
私あなたのこと好きよ。だからひとつ
だけはっきりさせたいことがある。
聞いていい?」
守「なに?告白とかは嫌ですよ」
アデーレは真剣に守を見ていた。
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