第1662話 ブランコ

2026年6月18日

第58部-喧嘩上等-

t f B! P L
ウオオオオッ・・・

野田「盛り上がってんなー」

先生はブランコに座って歓声を
離れた所から聞いていた。

野田「いいなー。現役。
あーいうのって今しかないもんな。
俺も・・・この後でやっと終わらせ
られそうやわ。ロバート・・・」

先生は物思いにふけっていた。

久保「野田さん。隣いっすか?」

ルシファー総長が先生の方へきてた。

野田「あん?別にいいけど。
現役同士の喧嘩見ないんか?」

久保「タイマンに興味ないんで。
俺らは終わってからあいつらから
けじめとるだけなんで」

野田「そうか。好きにしてくれ」

久保は先生の横に座った。

久保「どっちが勝ちますかね?」

野田「タマは大丈夫やろな。
守と司は下手すると負けるかな」

久保「あの2人が負けますか?
さすがに考えにくいですけど」

野田「強かったんはこの夏まで
やったやろな。そっから受験勉強
あってなんもしてないやろ。相手は
違ってずっと喧嘩してきてた感じや。
それに熱量が全然違う」

久保「熱量?」

野田「喧嘩売る側っていうのは
準備ができてるもんや。喧嘩を
買う側は常にそれなりの準備を
しておくもんやけど受験帰りと
旅行帰りの状態でいきなり
喧嘩するとなってもなかなか
心と体があってこんやろ」

久保「あー。確かに。
そういうことっすか」

野田「2人が弱いタイミングで
相手は万全の状態で挑んできた。
そうなるとさすがに・・・な。
まぁでも・・・そっからやろ。
そっからは俺も見た事ないけど
あいつらがどこまでできるか」

久保「そっすか・・・それでも俺は
あの2人が負けるところは想像
できないっすけどね」

野田「いいね。現役。そういうのは
現役じゃないと計れない部分や」

ウオオオオオオッ・・・
ひときわ大きい歓声が上がっていた。

ミスラ「ふー。面白いです。
皆さん思いっきり殴っても大丈夫な
人達なので最高でした。
次最後ですか・・・やりますか?」

シロウ「このチビ・・・強ぇ・・・
なんなんだ。こいつはいったい」

シロウは小さく震えていた。

ニキニキ、ケンスケ、ジャイアン、
マルタ、ラオウ、ハチロウ、シロウが
数発殴ってダメージを与えては
いるがほぼ一方的にやられていた。

ユウゴ「・・・」

ユウゴが前にやってきた。

シロウ「ユウゴ。気をつけろ。
そいつは・・・無茶苦茶強ぇ」

ユウゴ「・・・わかってる。見てた」

シロウ「ユウ・・・ゴ。お前。
へっ・・・やってやれ。ユウゴ」

ユウゴがミスラへ向かってくる。
グローブを指さして外せと合図する。

ミスラ「そうですよね。最後ですので
グローブはもういらないです」

ミスラはつけていたグローブを外して
守と司の状況を確認した。

ミスラ「守の方は・・・見えないですね。
どこか移動しましたか・・・
司の方は・・・終わってますか?」

フウマとアトロは座り込んでいた。
この決着の話は後ほど・・・

ユウゴ「よそ見・・・するな」

よそ見をするミスラへ殴りかかる。

ミスラ「わわっ・・・ごめんです」

ミスラは屈んで水面蹴りを打つが
ユウゴは殴りかかるのを途中で止め
ミスラが屈んだところへ顔をめがけて蹴る。

ドウっ・・・

ミスラ「おわっ・・・」

ミスラはなんとか腕でガードして当たった
瞬間に腕を上にあげ軌道を逃がして
頭の上を蹴りが抜けて行った。

ユウゴ「・・・なぜ?抜ける?」

シロウ「ユウゴ。気をつけろ。そいつ
思いっきり行ってもすかされんぞ。
何やられてるかわからん。それに
力がすげぇ。気をつけろ」

互いに距離を保つ。

ミスラ「今のはよかったですよ~。
食らってたら危なかったですー。
さぁ・・・では行きましょうか~」

ユウゴ「これは・・・すごい。
当たるはずが当たらなかった。
ヒロキとは別の知らない強さだ。
これは・・・怖い・・・」

ミスラとの向き合いに恐怖を感じる

それは倒そうと向かってくるのでは
なく獲物をどう仕留めるのかを
考えているだけにしか見えなかったから

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