第1618話 当社の結論

2026年3月12日

第56部-結婚の約束-

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専務「そういうことですか・・・」

小宮「ええ。社長から見ると
ただの整骨院ですけどね。
苦労してよくやってきてますよ」

常務「でもなんとか御社との
お付き合いは継続させていただき
たいのが当社の結論です。それは
社長もそういうご意向でした」

峰「ありがたいお言葉です」

専務「今までどおりに継続して
もらえませんか?単価も上げても
いいですし仕事も増やしますので」

小宮「ちょっと宮根に電話します」

小宮さんは少し移動して電話をし
事情を話した。そして・・・戻ってきた。

峰「なんて言ってた?」

小宮「御社がそこまで言っていただける
なら継続するしかないな。って軽かった」

峰「あいつ。簡単やな」

専務「では。継続でいいですか?」

峰「お願いします。解約の話は
なかったことで」

常務「よかった。助かりました」

結局今のまま継続することとなった。
継続しない判断はするが相手次第で
出方も変わり無事に解決した。

それから数日が過ぎ・・・
大晦日の日に守君と
会い除夜の鐘を聞きに行ってた。

あの日の話は聞かないようにしていた。
除夜の鐘が終わり、新年のお参りをした後
守君から話をしてくれた。

守「司・・・俺、彩とは終わったから。
昨日電話でちゃんと話あった」

司「・・・うん。そっか・・・」

守「・・・気を遣わせたな。悪い。新年あけて
いきなりこんなん・・・縁起悪いよな。ごめん」

司「いや。気にしないで。守君がひどく
落ち込んでる方が心配なるから・・・」

守「俺・・・医者になることにした。
高校卒業したらアメリカに渡るから」

司「えっ・・・?なんで?日本じゃないの?」

守「色々調べててな。彩のことが終わって
吹っ切れて調べた。瀬戸さんのいうとおり
日本で医者になるのは6年だけど実際は
11年かかる。アメリカは瀬戸さんの時と
は違って今は大学後4年いるけど早い。
元々住んでたのもあるしバイトしながらで
貧乏生活しようとまで考えてた。
それで両親に頼んで瀬戸さんとスカイプ
させてもらって話した。覚悟と意思を確認
されたけど・・・ドイツに来たらいいって
言われて・・・ドイツは6年で日本と同じ
らしくて。間違ってはいけない世界。甘い
世界じゃないことは散々言われた。瀬戸
さんに指定された大学にネットで受験
申し込みもした」

司「そうなんや・・・ドイツ・・・遠いね」

守君が選んだから応援したかった。
ただものすごく寂しい気持ちにもなった。

守君と離れる時が来ると思ってなくて
覚悟が何もできていなかった。

守「瀬戸さんが生活費とかだしてくれる
って言ってたけどそんな甘えられないし。
でも勉強できる環境は大事やから甘える
べきかって所やけどまだ受かってもないしな
そういえば司は・・・教師目指すんやっけ?」

司「うん・・・今のところはね。」

守「互いに・・・頑張ろうな」

司「・・・うん」

守君は辛い経験をどれほど
多くしてきたのだろう。

僕は守君よりどれだけ恵まれて
生活をしてきたのだろう。

僕は・・・変なもどかしさにやられていた。

第56部-結婚の約束- 完

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