第1604話 結婚の約束

2026年2月20日

第56部-結婚の約束-

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そして12月に入り・・・

守「司・・・ちょっといいか?」

司「なに?どうしたの?」

守「驚くなよ。あのな・・・俺
彩と結婚の約束するか悩んでる」

司「いやいや。意味わからんって」

守君と彼女の彩ちゃんとの間に
将来的な結婚の話が出たと聞いた。

守「彩が結婚したいって言ってて。
俺ら高校生やし将来的に結婚って
言っても今そんな約束でけへんし」

司「そうやね。その通りやと思う」

守「育ちも違うしなぁ・・・」

司「守君はマジなの?」

守「マジと言えばマジ・・・
ただ・・・医者を目指している途中
で結婚と言われてもきつい・・・」

司「なるほど・・・。そりゃそうだ」

守君が悩んでいた。
本気で悩むのを初めて見た。

どう答えたらいいかわからなかった。

司「そもそもなんで結婚するって
いう話になったの?彩ちゃんから
言ってくるってのも不思議」

守「許嫁がいるらしいねん。
25で結婚相手おるんやとよ。
それが嫌らしくてな・・・将来の話に
なった時に医者目指してる話しして
それなら認められるって言われて」

司「なるほど・・・お嬢やもんな」

守「医者目指してるっていうのと
医者になれるって違うやんか・・・
そんな簡単に慣れないのわかってる
はずやのになぁ・・・」

司「守君だったら成れそうだけどね。
なんかそう思ってしまう」

守「誰にも言ってなかったけど・・・
俺日本の医大目指してないから」

司「えっ・・・どういうこと?」

守「アメリカに戻って目指す。
日本の医大は難しすぎるねん」

司「瀬戸さんと同じルートってこと?
守君は英語できるからあれやけど」

日本から出ていくというのが驚いた。
高校卒業すると会えなくなるとは
思っていなかった。

守「そうなるな・・・瀬戸さんが日本で
ならなかったのはわかる。時間もかかるし。
期間も決められているから俺には待てない
アメリカはまだ誰にも言ってなかったけど」

司「そっか・・・驚いたけど。それやったら
しょうがないね。うん。しょうがない」

守「そんで・・・どうすればいいと思う?」

司「うーん・・・。アメリカで医者目指すのなら
別れるべきだし。彩ちゃんと結婚をする
なら日本で医者目指す。っていうのが
無難な考え方じゃないかな?」

守「日本でなぁ・・・日本の勉強って
レベル高いねん。マジで。エリート達と今から
勉強争いなんて相当きついって」

司「なら・・・別れるべきなんだろうね。
互いにとってマイナスになるのなら」

守「やっぱりそうなるか・・・
俺も何度考えてもそこに辿り着く」

司「同じ方向向けなくなると・・・
すれ違いも生まれるから・・・」

守「わかった・・・別れを選ぶ。
高校卒業で・・・終わる話をする。
それで振られるならしょうがねぇ」

司「まだ言わなくてもいいと思う。
彩ちゃんともゆっくり時間をかけて
話し合った方がいいだろうし・・・」

守「そやな・・・あー。きっついなぁ」

守君は考え込んでいた。

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