守「強い・・・強すぎる。
ここまでとは・・・」
隙が全くなかった。
一方的にやられていた。
守君は打ち返せてなかった。
ロー、ミドル、ハイを打ち分けていた。
しかし先生は試合を止めない。
普通だったら止められているが。
野田「トドメさせてないんよなー。
守の化勁がうっとうしいやろな」
魂輝君が攻勢でも倒せていない。
先生はそこを見ていた。
守君のガードが少し下がった瞬間に
魂輝君が右ストレートを打ち抜いた。
綺麗に顔に入ったが守君はそのまま
バックブローで打ち返した。
しかし魂輝君はこれもガードした。
虚の攻撃も通じていなかった。
魂輝君はカウンターで脇腹に左フックで
殴り左ハイキックで攻撃を繋げていた。
野田「強すぎるなぁ・・・これは。
止めるべきか・・・」
実力差が明らかだった。
魂輝君の強さが圧倒していた。
野田「ただ・・・強いから勝つってのは
終わるまでわからんし勝ち経験の多い
守を止めるってのもなぁ・・・」
強いから勝つ。勝ったから強い。
強すぎる魂輝と幾度となく勝ってきた守。
勝者の判断はまだつけられなかった。
試合が始まってから12分が経過していた
ピクッ・・・ザッ・・・
魂輝君が後ろへ下がり間合いをとり
構えを一旦外した。
魂輝「なんです?雰囲気が変わったです」
守「タイミング・・・わかってきたのに・・・
ここで間合いをとってくるとは・・・
チャンスくれねーのな」
守君の雰囲気が変わっていた。
脱力をして魂輝君の方を見ていた。
魂輝「歩方は・・・才歩。守備型ですか
ではカウンター狙いってとこですか?」
守君は軽くジャンプをしていた。
そしてボクシングの構えをとった。
アウトボクシングスタイルだった。
ヒット&アウェーで攻撃をしていく。
魂輝「なるほど・・・」
リーチで勝る守君は有利だった。
魂輝君は不利になっていた。
守君が殴りにくるのにあわせて
魂輝君もカウンターを合わせる。
パっ・・・ダンっ・・・
守君は合わせにきた腕を掴む。
魂輝君は化勁で外そうとする。
外そうとする動きに合わせて守君は
肘を魂輝君の顔に打った。
守「よしっ・・・いける」
魂輝「ぐっ・・・」
魂輝君はほんの少し後ろにのけぞり
守君は詰めておいかけたその時・・・
魂輝君の左ハイキックが守君の側頭部
にまともに入って一緒に倒れた。
魂輝君はすぐに起き上がり守君は
倒れたままだった。
魂輝君は追い打ちせずコーナーで待つ。
呼吸を整え体力を回復していた。
4秒ほどして守君が起き上がった。
頭を抑えながらふらついていた。
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