第1528話 パーティ

2025年11月6日

第53部-瀬戸の過去-

t f B! P L
瀬戸「教授~。遅れてすいません。
本館普段来ないんで迷いましたわ」

俺は教授に呼び出されていた。
時間が空いたので呼び出しに応じた

教授「おおっ。Mr.瀬戸。来てくれたか
この患者。少し見てほしいことがある」

レントゲンとカルテを見せられた。

瀬戸「OPLL(後縦靱帯骨化症)だな。
自覚症状は出たんですか?」

教授「やはり・・・そうか。自覚症状が出て
はいない。転倒して痛がってるのを見て
ご家族が心配して病院へ来たんだが・・・
やはり君もそう思うか」

OPLLは難病で手術は難しい。
ただ手術を絶対にしないといけないような
難病ではない。転倒しなければ・・・

瀬戸「転倒したのは危ないな。
手術しないといけなくなったんですか?」

レントゲンを追加して出した。

教授「脊髄の圧迫が大きい」

瀬戸「これは・・・珍しいですね」

OPLLは脊髄の手術で難しい。
やり方もいくつかあるが後遺症が
出ないようにするには腕がいる。

瀬戸「教授がやればいいでしょう。
腓骨取って前方固定で移植で
術後経過。教授だったら合併症も
出ないようにできるでしょう。つーか
こんなので呼ばれたらたまりません。
俺はこんな一流の部署と違いますから。
失礼します」

教授「あぁ。すまなかったね。
Mr.瀬戸。今度食事にでもいこう」

瀬戸「時間があえば・・・ですね。
いい店で奢って下さいよ」

無駄に呼び出され戻ることに。

本館から戻る時に車椅子に
乗って家族にあたっている頑固な
偉そうなじいさんが異動していた。

俺は無視して横を通り過ぎた。
その態度にじいさんはムッとしてた。

?「あれは誰だ?中国人か?
日本人か?なぜあんなのがここにいる」

じいさんは東洋人が気に入らない。
金持ちは特に外人に偏見を持っていた。

他にも個室に入っていくドイツ人。
仕事の打ち合わせをしている人も多かった

瀬戸「こういう時も休まない・・・か。
そういう人の集まりで経済支えてる・・か」

本館から別館へ戻り仕事に戻った。
いつも通り仕事をしていた。

数か月後に教授から再度呼ばれた。
OPLLの手術が無事に終わり隊員した
教授の患者の快気祝いが来週の土曜日
に行われるということで招待されており、
俺も一緒にどうか?といった誘いだった。

俺は面倒なので断っていた。
教授も断っていたそうだが、どうしても
来てくれと言われ嫌々行くらしい。

部下や教授の下についている人を
誘っていくことを提案したが、すでに
役職のある部下達も連れていくということだった。

じゃあ人数も揃っているので俺は必要ない。と
改めて断ったのだが、OPLLと判断したのは教授と
俺だけであったことが大きく是非時間が会えば
きてほしいとのことだった。

招待状を渡され行けたら行くと返事した。

瀬戸「困ったなぁ。全然知らへんしなぁ」

仕事に戻り休憩した時にスタッフと話した。

瀬戸「なぁ。来週の土曜日7時から
なんか予定ある?」

スタッフ「えっと~。6時上がりですね。
別に予定はないです。」

瀬戸「」じゃあこれ代わりに行ってくれない?。
ごちそうとかでるみたいや」

スタッフ「なんですか?これ?招待状?
中見てもいいんですか?」

瀬戸「見て。俺が招待されたんちゃうけどな。
本館の教授に感謝しときや~」

スタッフは中身を見て少しして驚いていた。

スタッフ「これ・・・エ―オンのパーティじゃないですか。
あんな大企業のパーティとか私は無理ですよ」

瀬戸「エーオンって何?知らへん。」

スタッフ「電力会社ですよ。」

瀬戸「へー。よかったやん。行っておいでよ。
でかい会社やったら何人かと一緒にいったらええわ。
おーい。ちょっとみんないい?」

土曜日が休みの者を集めていける人が3名いた。
3名で俺の代わりに行ってごちそう食べたりして
優雅な時間を過ごしてきてと伝えた。

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