先生「全員ちゃんと来てるな」
全員の点呼を取り最後に先生から
みんなに今日の注意事項を伝える。
先生「今日は文化祭やけどみんな
今日まで色々とお疲れ様。
ステージに出る者もおるやろうけど
みんな各自で楽しんで下さい。
一応4時までとなってるから
4時になったらまた教室に集合な」
全員「はーい」
先生「それじゃあ。また後で」
先生は職員室へ戻っていった。
司「さてと・・・」
守「いくか・・・」
僕達は荷物を取って移動する。
女子「ねーねー。沢田君。
どっか見に行くんやったら
一緒に回らへん?」
守「あぁ。悪い。今日はちょっと
体調悪いから保健室で休みたい。
ほんとごめんね」
女子「え~。あっ。ちょっと」
謝りながら逃げるように去る。
僕もさっさと急いで移動した。
2人でトイレへ行きトイレブースへ。
トイレブースの中で急いで着替える。
司「そろそろ一般開放始まるよ。
もう始まってるかもしれんけど」
守「始まってるやろ。急げ」
ジャージに着替えニット帽を深めに
被りマスクとサングラスをかける。
そして左目の下にばんそうこうを貼る
司「これでよしっと」
守「ちょっと怪しいけどな。
まぁ怪しまれてるうちに出れるやろ」
外がうるさくなってきていた。
一般人も構内入ってきていた。
僕らも出て下を向きながら
お客様用駐車場の所へ向かった。
お客様用駐車場は校門近くにあるので
どうしても校門までは行く必要がある
階段を下りて靴を履き周りからジロジロ
と変な目で見られながら校門へ向かった
校門の前ではラグビー部が花園予選の
3回戦があったので校門前に集まってた
最初はラグビー部に紛れて出ようと
思っていたが止められる可能性が高い。
なのでラグビー部が集まってる横を
さっさと通り過ぎ駐車場へ着いた。
お客様用駐車場の所では・・・
父「よう。早かったやんけ。
さっさと乗れ」
父さんが迎えに来てくれていた。
車に乗り込んで・・・外へ出た。
司「あ~。焦ったぁ」
守「めっちゃ見られてたな」
父「はっはっは。お前ら目立つ
からちゃうんか?」
司「おとなしくしてるんやけど」
守「目をつけられてるんです」
父さんにそのままバイク置き場
まで連れていってもらった。
父「会場まで連れてったったのに」
司「でも終わったら戻ってこないと
いけないからさー」
父「それもそうやな。まぁやってこい
俺が手伝うのはこれぐらいだけや」
守「ありがとうございました」
父さんは手を振って会社へ行った。
僕らの為に動いてくれていた。
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