第918話 子育て

2023年5月28日

第34部-後のけじめ-

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司「藍治君はなにか
武術はやってんの?」

野田「あいつは空手や。
松濤館に行かせてるで」

守「あれ?先生が教えて
るんやないん?」

野田「俺が教えてたら
あいつは他人から教えて
もらうって事が受け入れ
られんくなるからなぁ。
守やったらわかるやろ」

守「あぁ・・・うん。
ダディ以外の言う事は
聞けなくなってたわ」

野田「別に俺が正解って
わけではないからなぁ。
やっぱ人ってのは他人の
影響受けるもんやから。

藍治には空手の先生から
教えてもらえばええ」

司「意外やったなぁ。
じゃあ先生は藍治君には
なにも教えてないの?」

野田「いや。教えてるよ
釣りとかキャッチボール
とかそんなんはしてる」

司「あれ?普通やんか」

野田「まだ小さいからな
親が子供に教えることは
そういうのでええねん。

道場でもそうやねんで。
小さい子にはまず経験や
教えてもわからへんねん

せやからしんどいねん」

司「道場の子にも釣りを
教えたりしてんの?」

野田「いんや。違うよ。
道場は最初は太極拳や」

司「え~。あれ~?」

守「司。勘違いしてるわ
親が教えることってのは
釣りとかそんなんでいい

他人が教えることは
そういう事以外って事」

司「あっ。なるほど~」

野田「ちょっと違うな。
俺の教育法ではなぁ。

父が教えて母が育てる。

これが根っこにあって
こそのやり方やねん」

司「前に言ってたね」

野田「藍時はなぁ。空手
以外にダンスもしてる」

司「えっ?そうなん?」

野田「ねえねの影響でな
麻衣がダンスしててな」

麻衣「なによ~。パパ。
あたしの話ししてんの?
はい。粗茶ですが~」

司「あぁ。ありがとう」

守「しっかりしてるね」

野田「今日はこいつが
お茶を出すっていうから
飲み物出すの遅くなった
悪かったな。飲んでや」

麻衣「違うで~。ママが
あたしに言ったんやで」

僕と守君はお茶を飲んだ

司「うわぁ。美味しい」

守「ほんまや・・違う」

お茶が美味しかった。
入れ方?なんだろうか?

とにかく味が違っていた

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