翔子「知ってるよ」
杏「あたしも知ってる」
守「教えてくれ。頼む」
やっぱり・・知っていた
守君はすぐに聞いてた。
翔子「別に秘密にする事
じゃないからいいけど」
杏「小さい頃に教えれて
ないとできない事が多い
その事を教えるとこから
始めてるから指導してて
時間がかかってしまう」
翔子「そうそう。それに
一緒にいて学んでいると
共有している時間は絆に
なりそれは金では買えず
時間をかけて作られてて
簡単に壊れなくなるので
大人になっても続く」
杏「それはつまり1人で
生きる人生よりも周りに
人がいる人生を当たり前
のように送るってこと」
守「周りに人か・・・」
司「うーん。確かにぃ」
僕は理子を小さい頃から
知っているのでわかる。
いつも周りに理子がいて
今も当たり前にいるから
もし・・いなくなったら
僕には何も残らないから
もし途中から誰かが邪魔
をしてきても簡単に壊れ
ないような時間があった
司「そういえば僕達が
入る時って太極拳が基礎
でできてるからって事を
言われた気がするけど」
翔子「うん。沢田君と
宮根君が入る事になった
時みんなで先生に聞いた
今まで途中入部がなくて
なんで入れるのか?って
いくら太極拳ができても
さすがにおかしくない?
って事になっててんよ」
守「そんなんなった?」
杏「そうそう。そんで
先生がね。あの2人は
みんなと同じ側の人間で
地味な事もできるって」
翔子「確かに。あの時の
動作は地味な基本あって
繋いでたんはわかった」
杏「でもそれだけでは
男子は納得してなかった
やっぱり否定してたよ」
司「否定されてたの?」
翔子「なんだっけな?
強さだけを求めてない。
もしあの2人が強さだけ
を求めてたら全員が2人
を否定してしまえばいい
研修期間の間に見極めろ
判断する側になればいい
そういう事言ってたよ」
守「あ~。そうなんかぁ
それは男子側の言葉や」
司「強さだけを求めるな
バカでも強くはなれる。
だけどバカじゃ勝てない
勝てない時は頭を使え」
技や技術は体が覚える。
戦略や兵法は頭で覚える
しかし強い人ってのは
技や技術だけに拘ってる
それでは勝てないから
そういう人間にはなるな
もし僕達がそういう人間
なら否定しろと言ってた
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