第734話 ニタニタ

2022年11月4日

第30部-成長変化-

t f B! P L
ひとまずゲーセンへ移動
してプリクラを撮る事に

翔子「沢田君。一緒に
ツーショット撮ろうよ」

守「あれ?今まで何回か
撮ってなかったっけ?」

翔子「撮ってへんって。
ツーショットはないし」

守「そうだっけ?」

守君と翔子は2人で一緒
にプリクラを選んでいた

憲吾には絶対に言えない
翔子は守君と腕を組む。

僕と杏は椅子に座ってた
2人で守君達を見てた。

司「ほんと。女の子って
プリクラ好きやんね~」

杏「司君は嫌いなん?」

司「うーん。嫌いって
いうのは少し違うけど。

女子ってポーズとかを
簡単に決めるやんか。

そんなん僕できへんし」

杏「あはは。確かにね。
結構プリクラ撮るの?」

司「うん。彼女にずっと
付き合わされてるから」

杏「そっか・・彼女か」

司「??」

杏は少し暗くなっていた

杏「彼女ってどんな人?
付き合ってどれくらい」

司「うーん。1年かな。
今年で2年目ってとこ」

杏「まだ1年なんやぁ」

司「うん。そうやねん」

理子とは昔からずーっと
一緒だけどちゃんと付き
合いだしたのは去年だ。

だからまだ1年だった。

杏「司君ってさぁ。学校
でモテたりとかする?」

司「僕は全然モテないよ。
モテてるのは守君やし」

杏「沢田君はそうやろね。
でも司君も・・・」

司「僕はかっこいいとこが
全然無いからね~」

杏「そんな事ないよ!!」

司「えっ?なに?」

杏が思いっきり否定した。
その態度に僕は驚いた。

その時翔子と守君が戻って
きた。

翔子「やっほ~。ただいま
見て見て~。沢田君と
ツーショット撮ってんよ」

守「ぜぇぜぇ。まさか・・
連射とは思わんかったぞ」

司「ははっ。お疲れさん。
最近のプリクラは連射で
何枚も撮れるからねぇ~」

翔子「どうしたん?杏?」

杏「別に・・・何も・・」

翔子「ふ~ん。そっかぁ」

翔子はニタニタしていた。
何か楽しんでるみたいだ。

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