第610話 専門用語

2017年2月10日

第25部-学年親睦会-

t f B! P L
柔軟をしながら話していた

司「最近さぁ。早朝しか
鍛錬できてへんからさぁ。
勘が鈍ってる気がする」

守「高校入ってから一気に
やる事が増えたもんなぁ。
バイトにバイクに簿記の
勉強に不動産の勉強やし。
バイク免許は取ったから
もうええ事やねんけどな」

司「ははっ。そうやねぇ。
僕の場合は記憶術もあるし
やる事がめっちゃ多いよ。

株のことなんて専門用語が
よくわからへんしさぁ。

削れる時間がどうしても
鍛錬になってしまうねん」

守「まぁそうなるよなぁ。
道場もたまにぐらいしか
行けなくなってるもんな」

司「道場は自由参加やから
助かる部分が多いけどね」

守君だけに話す愚痴だった

他の人に話しても愚痴とは
絶対に思ってくれない事だ

だから他では話さなかった

柔軟が終わり24式に入る。
これで体がキレて動く。

そして堆手に入った。

左手の甲同士を合わせる。
押したり引いたりしていた

司「うわっ・・・ダメだ」

何回やっても守君には
勝てなかった。

守「司は駆け引きが弱い。
押したら押したで後の行動
の反射神経が遅いねん」

司「第2行動を瞬時に
決めるのは難しいって」

守君は簡単に言っているが
行動した後の次の行動を
判断することは難しい。

普通は経験で養われる。
そして感覚を知っていく

ここまでならまだいい。

守君の場合は受け手の
この感覚を切ってくる。

つまり一度0にされる。

そうなると判断ができず
一瞬感覚も全て停止する

なので何もできなかった

僕には0から対応をする
ほどの技術は無かった。

司「そういえばさぁ。
魂輝君って守君と堆主
して守君に勝てるの?」

守「いつも俺が勝ってる
タマとはあんまり堆主は
してないねんけどな」

司「堆手はしないの?」

守「タマは剛法中心や。
柔法は必要最低限やから
そんなにわかってない」

司「マジで・・?あれで
わかってないって言う?
結構詳しいと思うけど」

魂輝君を否定する守君が
どんどん怖くなってきた

やっぱり積み重ねている
年月はすごいと思った。

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