第318話 格闘技経験

2015年2月21日

第12部-冠位明稜帝-

t f B! P L
憲吾「じゃあ練習するかな
長拳やるから見といてや」

憲吾が長拳を始めた。

尼子「長拳っていうのは
武術の基本とされていて
太極拳の中の武術の
1種目でもあるねんよ」

司「はい。知ってます」

尼子「えっ?知ってる?
長拳知ってるん?」

憲吾の動きが止まった。

司「元々太極拳の延長
だと思ってたんですよ。
長拳って呼ばれてるのは
去年ぐらい知りました」

憲吾「知ってたんかいや
じゃあ先に言えよな。
俺がアホみたいやんけ」

尼子「お前はアホやん」

憲吾「じゃあちょっと
やってみてくれや」

司「はい。やります」

僕の長拳を見せた。
楊式太極拳の動きを
合わせて動作をした。

憲吾「すげえな。おい
動作も大きいやんけ」

司「ははっ。ありがとう
ございます」

尼子「長拳は卒業やな。
じゃあ格闘技に入るか。
格闘技経験はあるの?」

司「去年の夏休みに
ボクシングとコマンド
サンボとクラブマガを
させられましたけど」

内田「クラブマガって?
聞いたことないけど」

司「アメリカの軍隊基地
でやらされましたけど」

憲吾「うーん。わからん
でも空手はどうなん?」

司「やったことないです」

憲吾「じゃあ空手やろうや
そんで柔道もやっていこう
空手と柔道は必須科目や」

司「はい。お願いします」

憲吾「じゃあ型を見せる。
まずはこれを全て覚えろ。
松涛館空手。平安の型や」

平安初段を見せてくれた。

内田「うちでは空手はこの
平安の型と鉄騎の型がある

平安の型は5つあって
鉄騎の型は3つあるから」

司「それで全部ですか?」

内田「他にもあるけどなぁ
分家ではこの2つだけや。
本家では全部やるみたい。

うちは剛法5割やからさぁ
打撃中心ではないねんや。
やりたいなら教えるけど」

司「いえいえ。いいです。
なんでかなぁ?って思った
だけですから」

僕には課題ができた。
平安初段を覚えるという事

その次は2段、3段と・・

これを覚えないと次はない
ずっと教えてもらっていた

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