第11話 優しいウソ

2014年7月6日

第0部-幸せな日々-

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司「今開けていいかな?」


父「あぁ。でも小さいのは
後で一人で開けてくれ」


母「母さんのもね。」


司「えっ?そうなん?」


父さんと母さんは小さい
のは今開けてはいけないと言った。


初めてだった。


いつもはその場で開けて
態度を表しなさいって
言っていたのに違った。


少し空気が重くなった。


その時・・・
宮根家の天使が変えた。


京美「お兄ちゃん。京美
のプレゼント開けて~」


京美が空気を変えた。


司「あ。うん。わかった」


京美のプレゼントを開けた
そこには気持ちがあった。


司「京美~。ありがとう」


京美からのプレゼントは
手作りのクッキーだった。


京美「今日お昼にね~。
ママに教えてもらって
一緒に作ってん。」


俺はひとつ食べた。


司「あっ。美味しい。」


父「パパのは無いの?」


京美「パパの分もあるよ
少ないけど別にある。」


そういって京美は別に
とってあったクッキーを
持ってきた。3枚だけ。


父「これで・・・全部?」


京美「うん。全部~。」


司「あははっ。父さんの
誕生日にでもまた作って
もらいなよ。」


父さんは静かに食べた。


父「美味しいね。京美。
いいお嫁さんになるよ」


京美「ありがと~パパ。」


父さんは嘘をついていた。
お腹がいっぱいになってた
から味なんてわからない。


そう。僕も嘘をついていた


僕も味がわからなかった。
だけど京美は僕の為にこれ
を作ってくれていた。


その気持ちを殺すことは
僕にはできなかった。


それは父さんも同じ気持ち
だっただろう。

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