司「今開けていいかな?」
父「あぁ。でも小さいのは
後で一人で開けてくれ」
母「母さんのもね。」
司「えっ?そうなん?」
父さんと母さんは小さい
のは今開けてはいけないと言った。
初めてだった。
いつもはその場で開けて
態度を表しなさいって
言っていたのに違った。
少し空気が重くなった。
その時・・・
宮根家の天使が変えた。
京美「お兄ちゃん。京美
のプレゼント開けて~」
京美が空気を変えた。
司「あ。うん。わかった」
京美のプレゼントを開けた
そこには気持ちがあった。
司「京美~。ありがとう」
京美からのプレゼントは
手作りのクッキーだった。
京美「今日お昼にね~。
ママに教えてもらって
一緒に作ってん。」
俺はひとつ食べた。
司「あっ。美味しい。」
父「パパのは無いの?」
京美「パパの分もあるよ
少ないけど別にある。」
そういって京美は別に
とってあったクッキーを
持ってきた。3枚だけ。
父「これで・・・全部?」
京美「うん。全部~。」
司「あははっ。父さんの
誕生日にでもまた作って
もらいなよ。」
父さんは静かに食べた。
父「美味しいね。京美。
いいお嫁さんになるよ」
京美「ありがと~パパ。」
父さんは嘘をついていた。
お腹がいっぱいになってた
から味なんてわからない。
そう。僕も嘘をついていた
僕も味がわからなかった。
だけど京美は僕の為にこれ
を作ってくれていた。
その気持ちを殺すことは
僕にはできなかった。
それは父さんも同じ気持ち
だっただろう。