その日の放課後・・・
守「じゃあお先に~。
司ぁ。あまり気負うなよ」
司「あっ。うん。」
理子「信じられへんわぁ。
まさか沢田君帰るなんて」
守「今度は出るようにする
あんま怒んなよ。宮城。
かわいい顔が台無しやぞ」
理子「えっ・・・?」
守君は帰っていった。
理子は少し照れていた。
少し嫉妬してしまった。
司「じゃあ理子頑張ろう」
理子「あっ・・・うん。
ウチらだけで頑張ろう」
教室の机を後ろへ下げた。
少しして部員が全員来る。
女子は守君の事を聞いて
くるけど帰ったと伝えた。
女子のテンションが一気に
下がったけど次回は来ると
言うとなんとか戻った。
そして太極拳が始まった。
司「えっとね。太極拳は
色々とあるんだけどね。
説明してもつまらないと
思うんで動きからします。
簡化24式太極拳と言って
一般的な太極拳です。
このうちの1から5までの
動きをやっていきまーす」
ひとまず動きを見せた。
全員なぜか引いていた。
司「あれ?引いてない?」
小田「ちょっと引いた。
楽しそうな部長に引いた」
大垣「そんなに笑いながら
太極拳ってするもん?」
宇崎「気持ち悪いわ・・」
司「へっ?僕笑ってた?
別に笑わなくていいから」
僕は嬉しかった。
今まで太極拳を一人でしか
やってこなかったから・・
嬉しさが顔へ出ていた。
司「太極拳は中腰姿勢を
保ったまま最初から最後
まで行うもんだからね。
それだけ最初から意識を
してやっていこうね」
1から5を教えていた。
何回も反復練習をした。
小田「もういや。こんな
運動地味でつまんない」
司「そう言わないでよ」
小田「沢田君は太極拳
さぼってるやんかぁ。
つまんないからでしょ」
司「守君は太極拳を僕
よりも綺麗に演武するよ。
何回もやってると思うよ」
小田「えっ?できるの?」
司「小田さんが太極拳を
地味でつまんないってのを
知ったら守君は・・・」
小田「うそうそ。待って。
ちゃんと覚えるから」
守君を利用してやる気を
出させるのが楽だった。