守「じゃあタマぁ。次は
左の練習にしとこうやぁ」
魂輝「はーいです」
ラケットを左手に持ち替え
ボールを打とうとしてた。
司「ちょっとストーップ。
違うよ。逆はバックハンド
で打つねんってぇ~」
守「あん?なんて?」
守君がサーブを打った。
魂輝君が打ちにいった。
司「もう。無理やって」
パコーン・・・ドン・・
魂輝「うん。大丈夫です
守もう一球お願いです」
司「えっ?なんでなん?
左手も右と一緒やんか」
左手も上手に使えていた
右手と同じように使えた
守「おう。やるやんけ。
じゃあほら。行くぞぉ」
魂輝君は打ち方を変えた
打つコースが変わった。
魂輝「守~。発見ですよ
肘と手首を使えば方向と
前後の強弱ができます」
守「あ~。そういう事か
肘を内側に入れると外に
逃げて行くんやろなぁ」
魂輝「そうなんですよ」
守君と魂輝君は情報交換
をしてコツを教えあった
ほんの30分前までは素人
それが・・・たった少し
の時間で一気に成長した
守「じゃあ司ぁ。タマと
テニス勝負してやって」
司「えっ?勝負って?」
守「テニスの試合やって
実践で学ぶ方が早いしな
京美ちゃん審判してよ。
俺ルールわからんから」
なぜか試合をする事に。
実は・・・僕も京美も
テニスは一通りはできる
攻め方も父さんに教えて
もらったりしていた。
自信はそこそこあった。
テニス部にも負けない
ぐらいの自信はあった。
魂輝「お願いします」
右手を左手でかぶせて
一礼をする武術の礼だ。
その時にやっとわかった
彼らは武術を使っている
テニスの中に実用できる
武術の部分を探しながら
やっていた事に気づいた
スポーツはスポーツ。
武術は武術というような
考え方ではなかったから
背筋が冷たく怖くなった
魂輝「さぁ。来るですよ」
僕は本気でサーブを打った
魂輝「えっ・・・?」
魂輝君は一歩も動けない。
僕は素人に本気で打った。
いや・・・素人と扱ったら
僕が痛い目にあいそうだ。